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今回は、ミニ四駆の中でも加工が難しい「ペラタイヤ」の作り方をご紹介して行きます。私なりの方法ですが、皆さんの参考になる所があればと思います。
- B-MAX等の無加工ポン付けマシンで、ある程度ミニ四駆の世界に慣れてきて、上級者もやっているパーツの加工に挑戦したい方
- マシンの車高を落として見た目的にも走行的にもカッコ良くしたい方
Youtubeの方でもご紹介していますので、こちらも是非ご覧下さい↓↓
はじめに
今回はミニ四駆で重要になるタイヤの加工をやって行こうと思います。ペラタイヤというのは、タイヤを削って薄くする改造になりますが、精度が悪いと遅くなったりする事がありますので、うまく作れるようになるまで(慣れるまで)は時間がかかると思いながら作業して頂ければと思います。
私もミニ四駆に復帰して10年程やっていますが、タイヤの精度まで考えるとペラタイヤ作成はとても難しい部類に入ります。ペラタイヤを作る専用機械も販売されていますが、いきなりそこまで購入する方は少ないと思いますので、今回は地道に精度良くタイヤを削っていく方法をご紹介してきたいと思います。
すでに3本作ってありますので、残り1本の加工をして行きます。フロントには小径ローハイト ローフリクションタイヤ、リヤにはスーパーハードタイヤを履かせたいと思いますので、今回はローフリの加工をして行きたいと思います。タイヤ径の狙いとしては23.5mmになります。
タイヤ加工に使う物
まずはタイヤを粗削りするために
コンパスカッターを使っていきます。
後、ホイールの面出しやタイヤの粗加工をする際にワークマシンを使用します。
今回はタイヤを削ったりしますので、パワーのあるパワーダッシュモーターを使っていきます。そうなると、ワークマシンは片軸の方が良いかと思いますが、両軸マシンでも問題ありません。今回私はARシャーシのワークマシンを使って行きます☆
ホイール面出し
まずタイヤを加工する前にホイールを加工します。ホイールは製造する時に「金型」を使って成形して行くのですが、型から抜けやすくする為にテーパーが付いています。(下図は分かりやすいように極端に角度を付けてます)
このテーパー部を削って、入口側も奥側も同じ径にして行きます。(削る前は、入り口20.5mm、奥側20.7mm)
方法としては、ワークマシンを使ってヤスリで削って行きます。すぐに削れると思いますので、うまく調整しながら径を揃えてみて下さい。私は最終的に20.4mmで合わせました。
タイヤの固定
タイヤを削る前に、タイヤとホイールを固定して行きます。
B-MAX編の時にはスティックのりを使用して固定しましたが、今回は完全に固定するために、瞬間接着剤を使ってしっかりと固定して行きます。
タイヤ粗削り
タイヤの粗削りにはコンパスカッターを使用します。こちらはそのままでは使えませんので、加工していきます。
中心部分(針)をペンチ等で引き抜いて下さい。あまり力を入れすぎると根本から壊れてしまう可能性がありますので、ゆっくりと回しながら引き抜いて下さい。
針が抜けたらピンバイスを使って穴を2mmに拡張して行きます。これでシャフトを通せるようになります☆
シャフトとホイール・タイヤをセットし、中心部分に入れます。刃物が良い位置に来るようにしてカットして行きます。最初はなるべく薄く切れるようにしておくと失敗が少なくて済むかと思います。
カットする際には刃物にオイル等を塗っておくと切れやすくなりますので、オススメです。
こんな感じで粗削りが完了しました。次工程のワークマシン使用でタイヤ径をさらに小さくして行きましょう。
ペラタイヤ仕上げ
タイヤの仕上げにはワークマシンを使って行きます。ある程度コンパスカッターで径を出しました(24.2mm程度)ので、ここから削りつつ仕上げて行きます。
削る道具は、私はリューターの中に入っている砥石やダイヤモンドやすりを使ってタイヤを削ります☆
注意点としては、タイヤにヤスリをずっと当てていると熱を持ってしまい、タイヤが溶けたようになってしまいますので、少し削ったらパーツクリーナー等を吹きかけながら加工してみて下さい。
大体の径(今回は23.5mm)に揃える事が出来たら、紙やすり等を使ってタイヤ表面を綺麗にしていきます。最後に激落ち君(メラミンスポンジ)にパーツクリーナーを付けてタイヤ表面を磨いて下さい。かなり綺麗になると思います。
これでペラタイヤの完成です。
まとめ
という事で、今回はペラタイヤの作り方をご紹介してきました。私も最初は難しいと思っていた加工ですが、何回もやっている内にまあまあの出来で作る事ができました。タイヤ径が小さくなる事でマシンの安定化にも繋がりますので、皆さんも是非作ってみて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今回使った物↓↓
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