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今回は、VZシャーシの「リヤ周りの改造」という事で1軸ATバンパーを作っていきます。私なりの方法ですが、皆さんの参考になる所があればと思います。
Youtubeの方でもご紹介していますので、こちらも是非ご覧下さい↓↓
はじめに
まずATバンパーとは何か?という話ですが、マシンがフェンスに乗り上げた際にローラーステーがぐにゃっと可動してするっとコースに復帰するギミックになります。
ただ、今回のカスタムはかなり難しい部類に入るため、私はまずFRPを使って試作品を作りました。(今回は1軸ATバンパーを作成して行きますが、キャッチャーダンパーについては次回以降ご説明して行きます)
このFRPプレートの部分をカーボンプレートに置き換えて、加工方法等をお伝えして行こうと思います☆
今回使うパーツ
HG カーボンフロントステー (1.5mm) フルカウルミニ四駆タイプ J-CUP 2023 ×2枚
HG カーボンリヤワイドステー 1.5mm
HG ボールベアリングマスダンパー (スクエア/カーボンプレート)
HG カーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm) J-CUP 2024
カーボンリヤワイドステーの加工
ベースプレートに使うパーツとして、まずこのプレートから加工して行きます。完成図としてはこんな感じです。
上の図を元に新規穴の追加、不要部分のカットを行います(カットに関してはリューターを使うのがオススメです)。カット自体は問題無いかと思いますが、新規穴の追加は他のプレートと組み合わせて穴を開けるため、かなり難易度が高いです。。。
まずは上の2つの新規穴を追加するために、「カーボン リヤマルチ」をガイドにします。ガイド部にビスとナットを使って固定し、新規穴を開けて行きます。
新規穴追加に関しては、専用工具(ボール盤等)があればすぐに加工が終わるかと思いますが、大体の方は持ってないと思いますので、リューターやピンバイスで穴を開けてみて下さい。
次に下の穴2つに関しては、上記のようにプレートを組み合わせて新規穴を追加してみて下さい。
こちらも穴が沢山あって間違えやすいので、注意して下さい。
最後に皿ビス加工をして行きますが、ブレーキプレートとの結合をする時にどちらを下(路面に近い方)にするかという問題もありますが、私はベースプレートを下側にするため、このプレートに皿ビス加工をして行きます。
カーボンリヤマルチの加工
このプレートの完成形としては、このようになります。こちらはカットと皿ビス加工をして行きます。
カット部の詳細はこんな感じです。
マスダンパー取付け部には皿ビスを使う予定ですので、皿ビス加工をしておきます。
パンツカーボンの加工
完成形としては、こんな形になります。こちらはローラーステーと結合して、可動部になるプレートです。
誰が呼び始めたかは謎ですが、こちらのプレートは「パンツカーボン」と呼ばれていますwww
こちらのプレートの加工としては、カット、新規穴追加→拡張(Φ3.1mm)になります。
新規穴を開ける時には、リヤマルチ等の真ん中に3つ穴が開いている物を使います。真ん中に穴が開いたら、φ3.1mmまで拡張して行きます。この時、いきなり大きなドリルを使うのでは無く、少しずつ穴を広げて行く(2.2mm→2.5mm→2.8mm→3.0mm→3.1mm)ようにしましょう。
最後に皿ビス加工をして完了です☆
弓カーボンの加工
こちらは全部で2枚使用します。1枚目はそのままローラーを取り付けますが、2枚目は引っ掛かり防止プレート&キャッチャーダンパー取付け部として使用します(キャッチャーダンパーについては次回以降にご説明します)。
1枚目のプレートにはローラーを取り付けます。今回は弓カーボンを使うため、13mmAAを使う事にしました。
2枚目はカットして引っ掛かり防止プレートに使います。完成イメージとしてはこんな感じです☆
真ん中部分は次回使いますので、捨てずに取って置いて下さい。
カットが終わったら、キャップスクリューの頭を逃げるために、13mmローラー穴の部分をφ4.0〜φ4.5mm程度に拡張しておきます☆
裏面には皿ビス加工をしておきます☆
パーツ組込み
まずはシャーシにベースプレートを取り付けて行きます。裏面から17mmの皿ビス(20mmのビスをカットした物)を使い固定します。後にキャッチャーダンパーを取り付ける為のビスの長さ調整になります。この時にシャーシのボディキャッチ部分は干渉しますので、カットします☆
次ベースプレートとブレーキプレートの固定にをして行きます☆ここには、15mmの皿ビスを使い、3mmと6mmのスペーサーを入れて、ロックナットで固定します☆このスペーサーは回転防止ストッパーになります☆ローラーステーは1軸で回転してしまうため、このようなストッパーが必要になります。
次にローラーステーと可動部(パンツカーボン)を結合させて行きます。8mmの皿ビスを使い、3mmスペーサーを入れて、上をロックナットで留めます。
次に引っ掛かり防止プレートの組み込みです。こちらは10mmの皿ビスを使い、1.5mmと3mmのスペーサーを入れます。上をロックナットで締め付けて完了です。
後はローラーステーの取り付けをしていきます。
使う物は12mm皿ビス、2段アルミローラー用のパイプ、ソフトスプリング、3mmスペーサー、ロックナットです。
この順番で、間にローラーステーを組み込んで完成になります。
まとめ
という事で、今回はかなり長いお話しになりましたね、、、
加工もかなり難しくなってきましたので、怪我には気を付けて作業しましょう。
これを作る事が出来れば、他の加工も色々と出来るようになりますので、皆さんも是非頑張ってみて下さい☆次回はキャッチャーダンパーの作り方を説明していきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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