【ミニ四駆】VZシャーシフロント周りのカスタム☆「段下げATスラダン」を搭載して行く!!

ミニ四駆/ギミック
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今回は、以前より改造を進めていたVZマシンのフロント周りをカスタムして行きたいと思います。B-MAX編でご紹介したフロント周りの構成でも十分走れますが、更に立体コースに強くなるようなギミック作成をして行きたいと思います。

以前投稿したYouTube動画もありますので、コチラもご覧下さい↓↓

はじめに

今回作成するのは、「段下げATスラダン」というギミックになります。

なんか色々パーツが組合わさっていて難しそう。。。恐らく初めてこのギミックを見る人はそう思うでしょう。

簡単に説明すると、「段下げ」はローラー位置を低く乗せる改造、「AT」はマシンがコースのフェンスに乗り上げた時でもいなし効果を付与出来る改造、「スラダン」はスライドダンパーの略でコースのギャップ対策や、デジタルコーナー対策etcが出来る改造となっています。それを一つに纏めてフロント周りに置くので、それは難しそうに見えますよね。。。

今回は私なりの方法になりますが、皆さんのマシン作りの参考にして頂ければと思います。

今回使う物

フロントワイドスライドダンパー(蓋のみを使用)

HGフロントスライドダンパー用カーボンステー(2mm)

HGカーボンフロントワイドステー・・・2枚使用

HGカーボンリヤブレーキステー・・・3枚使用

ジグ的に使う物

マルチ補強プレート

HGカーボンリヤステー(3mm)

シャーシの加工

まずはフロントバンパーのカットをします。使うのは「マルチ補強プレート」。これをジグとして、このようにセットします。

後はノコギリを使ってバンパーカットして行きます。

最終的に断面をヤスリで削りつつ整えて行きます。削る目安としては、上記の通り。

ベースプレート作成

こちらのパーツの役割としては、ローラーステーユニットを乗せる事、裏面にブレーキを貼る事、この2点になります。

加工する前に2枚のプレートを接着します。

貼り合わせる面(今回はプリント面)を紙ヤスリで削り、表面はパーツクリーナーでキレイにしておきましょう。180番くらいの粗い目の方が接着強度が上がります。

貼り合わせる際には、FRP製のブレーキプレートからビスを立てて、そこをガイドにしていくとズレも少なくなりますので、オススメです。

次に貼り合わせたプレートをカットして行きます。

カットラインとしてはこのような感じで、シャーシに乗せる為に干渉部分や不要部分をカットします。

更に、タイヤやシャーシ裏面のリブの逃げをカットします。シャーシに装着して干渉部分をカットしてみて下さい。

次に裏面にブレーキを貼るのですが、斜めブレーキという機構を作っていきます。加工としては、ヤスリの上にブレーキステーを斜めにセットし削っていきます。

これでブレーキを斜めに取り付けられるようになりましたね。現在は2mmブレーキを貼ると、スロープにギリギリ当たる位なので、ブレーキプレートとシャーシ取り付けの部分にスペーサーを入れて、高さ調整してみて下さい。

最後にシャーシとの取付け部、ATバンパーの軸部に皿ビス加工をしておきましょう。

ここで、大事なポイントがあります‼️AT軸部は、ローラーステーが乗る上の面と垂直になるように皿ビス加工します(YouTube動画参照して下さい)。

スライドダンパーの蓋作成

こちらは既製品を使っての加工になります。

加工としてはこのような感じで、不要部分を少しカットするのみです。手前の丸穴の削除、ATバンパーのバネ部の逃げを作って完成になります。

可動プレート作成

こちらはカーボンブレーキステーを1枚使います。カーボン製は手に入りにくいので、FRPを使うのも良いと思います。

加工としてはこのようになります。ATバンパーの可動部に使いますので、不要部のカットとAT軸部の穴拡張をして行きます。

AT軸部の穴拡張に関しては、Φ3.1mmのドリルで穴を加工しますが、プレートが可動する方向にドリルの刃を入れて削って行きましょう。

ローラーステー作成

今回はこのような形で、「段下げ加工」を取り入れて行きます。段下げするメリットとしては、ローラー取付位置を低く出来る事、左右でスラストを変える事が出来る事になります。

カーボンスラダンと、HGカーボンフロントワイドステーを結合させて作ります。ただ、結合部が1軸では回転してしまいますので、ここは2軸で固定したいんですよね。

そこで使うのがコチラ☆HGカーボンリヤステー(3mm)のプレートです。こちらは丁度良い所に穴が開いてますので、これをガイドに新規穴を追加します。

カーボンスラダンはこのようにカットして真ん中部分を使用します。

HGカーボンフロントワイドステーについては、接着してから切断します。どちらか一つで良いのですが、13mmローラー取り付け部に、キャップスクリューの頭の逃げ(Φ4mm程度)を作ってから接着します。

また、こちらも結合部の穴を2箇所にしたいので、HGカーボンリヤステー(3mm)を使い、新規穴を追加しておきましょう。

このような形で接着が出来たら、後はプレートをカットして行きます。

HGカーボンフロントワイドステーは両端を使います。

HGカーボンフロントワイドステー切断後は、裏側に皿ビス加工します。

これでスラダンプレートと組み合わせて完成です。

後は可動プレートにスライドダンパーを取り付けていきます。プレート下には3mmスペーサーを入れていますが、後ほど意味を説明します。

スラスト抜け対策&組み込み

最後にもう少し加工する部分があります。それがコチラ、、、

ベースプレートに大きな穴が開いています(前から3番目の穴を拡張)。これはローラーステーから突起物(3mmスペーサー)を出し、この中に入るようにする事でアッパースラストになるのを防ごうという機構です。

穴としてはΦ4mm程度で良いかと思いますが、少し斜めになるように穴を拡張して行きます。こうする事で、スラストが抜ける方向には倒れにくくなり、走行途中にスラスト抜けでCOという心配が無くなります。

最後にAT部の軸を作って行きます。皿ビス→真鍮スペーサー→3mmスペーサー→ソフトスプリング→ロックナットの順で組み込みます。最後に飛び出ているビスの部分に提灯機構を戻して完成になります。

まとめ

今回はVZシャーシ用のフロントステー周りという事で、「段下げATスラダン」という物をご紹介してきました。

加工工数も多く、入手難易度の高い物も多いので大変かと思いますが、まずはFRP等で試作品を作ってみると良いかもですね。

この記事が皆さんのお役に立てればと思います。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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